シキサワノブログ

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絶海にあらず(下)

ようやく下巻を読み終えました。

最近本を読む時間がとれず、なかなか読書が進みません。

 

強大な権力に挑んだ男が戦いの果てに得たもの

水師たちの支持を得、伊予に確固たる地盤を築いた純友は、海を支配せんとする太政大臣藤原忠平とその弟良平に挑みます。朝廷の強大な権力に対し、純友は瀬戸内海から玄界灘、さらには海外にまで及ぶ遠大な戦略で対抗します。瀬戸内海の水師ばかりでなく、九州の水師、商人、山の民など多くの人々の協力を得て、朝廷の水軍を破っていく純友。そして舞台は、朝廷の富と力の象徴とも言える大宰府での決戦へ。

 

水師たちの期待を背負い戦う純友の人知れない孤独が描かれるシーンが印象的でした。どんなに強い人もプレッシャーに負けると現実逃避してしまうわけですね。

 

物語終盤は怒涛のような海戦の連続です。海戦シーンは読んでて迫力が感じられます。北方作品定番の「山の民」の活躍も光る。海が舞台の話なのに、山の民も絡ませる。北方氏は「山の民」に思い入れが深いのだろうか。

 

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